2005年に大手インベスコからスピンアウトしたファンドマネージャー達が立ち上げた専門店運用会社City Financial Investment Company。もちろんロンドンの金融街シティーにあやかって付けられた社名で、これは偶然なのでしょうけど、本社はモーメンタムのロンドン本社と同じビルです。
この会社は他の専門店運用会社との合理化目的の合併を繰り返すことで大きくなった会社で、私も元ギネス家御用達ファンドのイーバーが統合されたことによって初めて知ったくらいです。しかも今でも、その元イーバーが運用していたマルチアセット・ワンストップ型分散投資完結ファンドのWealth Fundを中心に追いかけています。
ところで、シティーフィナンシャルの公式サイトのデザインがかわりました。今までは、正しい情報さえしっかり載っていればいいんでしょ、くらいの、殺風景な感じのサイトだったのですが、すこし感じがよくなってしかも見やすくなりました。
ついでにファクトシートもデザインが変更され、イーバーの時代からみたら、見栄え的に非常に劣悪になっていたファクトシートがすこし復活した感じです。
それに、パフォーマンスも良くなってきましたね。ファクトシートは主力通貨のイギリス・ポンド建てのクラスで表記されていますが、ドル建て、ユーロ建てのものもだいたい同じパフォーマンスです。特にイギリス•ポンドはBrexitの動向リスクがありつつも、保有割合が大きいという投資家の方も多いことから、ワンストップ型のファンドは基軸通貨のアメリカドルにしておきたいとお考えの時に、通貨のヘッジが効いているファンドクラスがあるのは気持ち助かります。
2015年初のピークをブレイクできないまま、失速したような形になってしまいました。この地合いではそれも仕方なしとすべきでしょうが、それでも2018年の1年間で-5.5%で逃げ切れたのは、さすがにダイナミックアロケーションのワンストップ型のファンドで良かった、と安堵できます。
このファンドは、分散投資を完結させるよう、ポートフォリオ理論を用いた、資産アロケーションを完成させるよう最適な組み合わせをファンドから選んできます。
要するに、ファンドオブファンズってことです。ですから、これまでどんなファンドに入れているかというより、全体として出来上がったポートフォリオがいかに完璧に分散投資されているか、という点にこだわりを持って、個々に投資しているファンド名は全くと言ってよいほど、気にしてきませんでした。
ところで、新しいデザインのファクトシートには、Portfolio highlightsというコーナーがあって、直近一ヶ月で買ったファンド、売ったファンドを3つ4つ具体的に明示するようになっています。しかもどんな状況なのか、簡単に数行コメントも載るようになりました。
もちろんトップ10投資銘柄も表示されるようになり、これまでよりぐっと親しみが増すようになっています。
これは非常に便利で、ラップ口座を使って分散投資のポートフォリオを構築しようとしているときに、個別のファンドでこんな秀逸なものがあるのか、とかこのファンドを外した理由はなんだろうとか、問題提起を投げかけてくれるので、投資家としてはもちろん、個別相談を受けるときにも参考になります。
直接投資はGBP10k相当額から。ラップ口座経由は生保系ならどこからでも行けます。
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