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Channel: ひたすらにオフショアファンド!海外投資調査記録
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Toscafund Asset Managementのイギリス中小企業への直接融資スキームTosca Debt Capital

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Toscafund Asset Management LLPを取り上げるのは初めてかもしれません。2000年創業のLondon 本社、そして Manchester と Greenwichにも事務所を置く、イギリスの独立系ブティック運用会社です。株式運用がメインですが、ロングショート戦略のヘッジファンドも持っています。

ただ、これらのファンドはネット上ではファクトシート非公開であり、しかもFinancial TimesなどにNAVの公開も1年前に中止している(ペーパーベースでは今でも週次で紙面にでています)こともあって、非常に取り上げづらいので、これまで取り上げていなかったという事情がありました。

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やりづらいので記事にしないでいると、自分の備忘録にもなりません。それにトスカファンドのもう一つの柱は、未公開株や中小企業への直接融資スキームを持っているところです。

そこで今日は、Tosca Debt Capitalについて紹介をしておくことにします。

まずは公式サイトを訪問してみてください。色々な会社への投資実績が載っています。簡単に言えばベンチャーキャピタル。そしてその投資資金を、自社の自己資金だけでなく、皆からも集めているというしくみです。

現在までで、16社への投融資の実績があり、うち4社はすでに出口を迎えているそうです。2015年からはじめてすでに4社もイグジットしているって凄いですよね。もちろん、条件は非公開でどれくらいの利回りがあったかはわかりませんが、とにかくイグジットを見せてくれ~というのが投資家の心情でもあるので、その点は羨ましい話です。


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ブログ記事に関する詳細な質問、ファンドリスト、オフショアファンド移管相談、パスポートのコピー認証、英訳認証などについては実名の
メールでbyh00122@yahoo.co.jpまでお願いします(コメント、メッセージではお返事いたしまません)。
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Sガストのごはん特盛り同料金キャンペーン。行ってみてやってなかったらショックです。100円の差は大きい。

RL360 のミラーファンドにも登場 1831年スコットランド発祥の運用会社が繰り出すエシカルファンドKames Ethical Cautious Managed Fund

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発祥は1831年、スコットランドはエジンバラでのScottish Equitable Life Assurance Societyという公的年金制度の一種を組成していた組織まで遡るという長い歴史を持つ、Kames Capital

イギリスがEUを離脱した上での、スコットランド独立があり、そして独立したスコットランドがEU加盟(再加盟というべきか)し、さらには通貨はユーロ統合、という壮大なシナリオとビジネスチャンスを持った、スコットランド。

その首都となるエジンバラの金融機関は、細く長く注目しておく必要があります。アイルランドのライバルとしてタックスヘイブン的な制度になることは目に見えており、そうなれば、俄然、盛り上がりますよ。ロンドン・シティーに差し替わるほどにはならないでしょうけど、エジンバラも、金融や投資の世界としてなかなか捨てたものではない町になりそうです。

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ということで、エジンバラ発祥で、GBP42.6Bという巨大な預かり資産(半年で少し減ったみたいですが)を有し、ロンドンと二重拠点をもつカメスを取り上げた次第です。そんなファンド会社知らなかったって? ええ、大丈夫、カメスはオランダの世界最大級の保険会社、Aegonの子会社ですから。

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ここで選ぶファンドは、もちろんKames Ethical Cautious Managed Fundでしょう。このファンドを取り上げるのは半年以上ぶりですが、この局面で、コーシャスでエシカルで、ワンストップ型なんてなかなか他にないですからね。しかもポンド建て。ついでにRL360ミラーファンドリストにも載ってきており、私達にぐっと近づいた感があります。

2007年5月にスタートした、基本はイギリス株ファンドで、ベンチマークは素直にFTSE All-Share and iBoxx £ Non-Giltというダブルベンチマーク。
。順調に積み上がっており、ファンドサイズはGBP581Mとシャチ級です。どんなエシカルかは今回は省略して、最近のパフォーマンスを見てみることにしましょう。

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それにしても、機関投資家向けクラスの最低投資額はGBP2Mととてつもなくハードルが高いです。ですが、RL360のミラーファンドリストに挙がっているので、USD250/月と10ファンドに分けて買ったら、わずかGBP20でも購入できます。そのギャップがまた凄いです。

イギリスのオンショアファンドなので、直接投資は無理でしょう。RL360 PIMSなど各ラップ口座を経由して購入することになります。

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大久保、新大久保エリアに立ち寄る都合があったのですが、やっぱりエキサイティングですよね。

ルクセンブルクのシュローダーSchroder Investment Management の商品先物取引を使うAlternative Solutions Commodity Fund

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Schroder Investment Management (Luxembourg) S.Aのユニークなオフショアファンドとして以前、アグリ関連のコモディティファンド(農業ビジネス関連銘柄テーマ株ファンドではありません。いわゆるソフトコモディティの先物取引を行う、CTAです)について調査していますが、今日のファンド、Schroder Alternative Solutions Commodity Fundはアグリ関連だけでなく、原油やゴールドなどコモディティ全般で取引していくファンドです。

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このファンドは先物市場での取引を行うので、ゴールドなどの現物を保有することはありません。もちろん、原油を備蓄したり、小麦を倉庫保管することもありません。すべての取引は先物市場を使ってポジションを固めていきます。ただし、ショートポジションを入れることはなく、またレバレッジもかけません。

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ということは、ということは、この最近のコモディティ安局面では、大負けを軽減することはできても、どうしたって勝つことができないのが宿命です。が、一度、反騰を始めれば、パフォーマンスは素直に上昇することでしょう。仕込んでじっと待つという投資戦略になりますね。現にUSD734Mもの資金が、その時を待っていることになります。

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アグリとの比較で言えば、より分散投資がなされていると考えれば簡単です。左図の緑の部分だけに集中投資するのがアグリファンドのほうです。

エネルギー関連も、貴金属・工業金属関連もまるで元気がないように見えますが、元気がないのは事実だとしても、これらはアグリ関連のソフトコモディティも含めて、必ず実需があるわけで、実需があるものは価格がゼロになることもないということが言えます。

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また、円グラフのアロケーションは固定ではありません。そこはシュローダーの運用チームつまり自前のCTAが、最も利が乗ってくる、(今となっては、回復が期待できる、と表現すべきでしょうか)エリアを見極めて、適宜ウエイトを変えています。紺色のキャッシュが多い時は、何をやってもいまくいかないから現金でキープしとこ、という時期です。結果的には裏目に出たのかもしれませんが、シュローダーのチームは2014年以降の長きにわたり、意外と強気継続で臨んでるんですね。

大手シュローダーには直接投資は絶対できませんから、モーメンタムなどのラップ口座を経由して投資することになります。

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今回、明日の勉強会のあとの交流会の予定はまだ立っていません。準備に専念しています。

Brooks MacdonaldのDefensive Capital Fundはイギリスオンショアファンドだがポンド建て以外にドル建て、ユーロ建てもあり通貨分散が可能

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1991年にロンドンで創業した専門店運用会社、Brooks Macdonald。四半世紀が経ち、今では預かり資産GBP8Bまでの成長ぶりを見せています。私が、ブルークスとコンタクトを取り始めてからもう5年になりますが、その頃に比べても公式サイトでは経済コメント、マーケットコメントが充実していて、サービス満点なファンド会社になりました。いい感じです。サイトはちょっと重くなりましたけどね。

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IFAビジネスも展開する、ブルークスの十八番はやはり、分散投資が完結させることができるワンストップ型のファンドでしょう。


このマーケット環境では、読者の皆様の相場観も分かれるところです。強気で攻め続けるか、半身をかわしておくか、悩むわといったところでしょう。今日の勉強会でもそんな話がでると思います。

さて、今日のIFSL Brooks Macdonald Defensive Capitalは、その名の通りで、守りに入るファンド、つまり債券ファンドかななんて思いきや、決してそうではありません。

債券ファンドは債券ファンドでも、左図の通りでバリバリの仕組債ファンドなんです。

しかも、融資ビジネスや現物資産も入っているではありませんか。これは驚きです。

こんな気の利いたオルタナティブ投資できるファンドが、RL360クォンタムではミラーファンドのリストに入っているということもまた驚きです。

つまり、場合によっては毎月数千円という少額からこのファンド(正確にはミラーですが)に投資ができるんです。信託報酬が違うとはいえ、機関投資家は最低投資金額GBP2Mから投資しているファンドに少額参入できるのは、ある意味すごく価値のある話だと思います。



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勉強会は遅刻、早退自由です。遅れます連絡は不要ですので、お仕事優先でお越しください。

Canaccord Genuity Wealth のCGWM Opportunity Fund アクティブなグローバル株式ファンド・オブ・ファンズを使いこなす術

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1950年、カナダのトロントで発祥のCanaccord Genuity Group。そのイギリスでの運用部門子会社として、Canaccord Genuity Wealth Limitedがありますが、この会社は1996年創業のCollins Stewart Hawkpoint plcと Eden Financialを吸収合併してできたこともあり、すでにGBP25Bという日本円でも3兆円台という巨額の資産を預かる大手に成長しています。

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そんな、大手のCanaccordの中にあって、2008年9月スタートでファンドサイズUSD514MのCGWM Opportunity Fundが、シャチ級の大きさなのにもかかわらず、なんだか小ぶりに思えるのが不思議なくらいです。

ファンドマネージャーが顕名で行う、アクティブなグローバル株式のファンド・オブ・ファンズです。

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普通すぎるって? だからいいんですよ、メインのマーケットへの分散投資に。RL360 のミラーファンドにリストされている意味もここにあるのでしょう。

RL360だけでなく、フレンズプロビデントにしてもハンサードにしても積立投資商品は最大10ファンドにまでしか分散できません。

投資の勉強をしていると、あれもこれも投資したくなるものです。そんなとき、このファンドを入れることで、上表のようにいろんなファンドをさらに刻んで買ったのと同じ経済効果が得られます。

無限に投資しまくれるラップ口座も世の中にはありません。ファンド・オブ・ファンズをうまく使いたいですよね。

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Loomis Sayles Multisector Income FundはNatixisでアイルランド籍のオフショアファンドとして組成されており買いやすい

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フランスでは最大手クラスの運用会社でもちろん日本にも進出しているNatixis Global Asset Management (NGAM UK Ltd)、そのナティクシスが数年前に買収したボストンのファンド会社が Loomis, Sayles & Companyです。

日本の金融業界は個々のヒトの力よりも、組織力やブランド力で勝負する文化ですので、こういったアメリカの、いわゆるカリスマトレーダーが自分で一旗揚げているファンド会社というものに馴染みがないと思います。

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が、そのアメリカとて、サブプライムローン問題あり、リーマン・ショックありで、大手銀行証券会社が淘汰の波をかぶった経緯があるなかで、いつまでも孤高のカリスマを維持できるはずもありません。

ファンドマネージャーというのは自分の投資信託の預かり資産の中から決まった割合の信託報酬と、ハイウォーターマーク方式の成功報酬を受け取るのみです。パフォーマンスが下がると成功報酬がゼロになるのは当たり前としても、預かり資産自体も減少してしまいますから、信託報酬の受取実額も減少します。

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カリスマトレーダーはカリスマと呼ばれるだけあって、その専門分野というか得意分野があるわけで、株を手がけているひとが同時に債券も手がけることはありません。いろいろなファンドラインナップがある大手は、株がダメでも債券や、マネージドフューチャーズがあるさ、的に収益源も分散されていますが、カリスマはそういうわけにはいきません。その稼ぎもボラティリティが高いのです。

となると、やはり運用は続けつつ大手の傘下に入るという選択肢が浮上してきてもそれはそれで自然なことでしょう。本人でないので、その真相は知りませんが、 Loomis, Sayles & CompanyがNGAMの傘下に入った理由も大方そんなところでしょう。

すると、私達のような個人オフショア投資家にとっては、良いこともあります。大手ナティクシスがアイルランド籍のオフショアファンドに組成してくれたお陰で、遠い存在だったカリスマファンドが買えたりするのですから。


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今のマーケット環境下では、とりあえず債券ファンドに資金を逃がせてとこうかと検討されている読者の方も多いことでしょう。そんなとき、この、Natixis Loomis Sayles Multi Sector Income はハンサードだけでなく、RL360のミラーファンドリストにも載っておりオフショア投資家にとっては、月々わずか数千円程度から投資できるというメリットがあります。

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2004年4月スタート、モーニングスター社はここ数年間、ずっと四つ星をキープしており、ファンドサイズはUSDBとクジラ級です。

直接投資は絶対にできませんから、各社ラップ口座経由になります。RL360 PIMSならBloombergティッカーシンボルがあるので、購入できると思います。もちろんハンサードはUPPでもOKです。


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今日は物書き仕事に専念してます。

Man AHL Gold (AUD) Limitが新規申込受付終了してから、ファンドサイズは縮小中で残り20億円相当額程度まで縮小

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Man Investments Australia Limited 、マン社のオフショアファンドの中でも一時期は最も売れ筋だったマネージドフューチャーズ、Man AHL Gold (AUD) Limited。ファンド名なのにリミテッドと付いているのは会社型投資信託だからです。

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このコンセプトは非常に秀逸で、というより秀逸すぎて一般の個人投資家には、しっかり自身のニーズと検証した上で投資を始めたわけではなく、名前に安定感があるから、業者が勧めていたから始めたという理由が多かったのかもしれまえん。

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それでも、パフォーマンスが良ければ、中身がわからなくても何でも結果オーライとなるわけですが、残念ながら唯一の拠り所であるパフォーマンスが良くないとくれば、どんどん資金が剥げ落ちて、ファンドサイズも縮小していくというものでしょう。

なにしろ、ファンドの半分は本家本元AHLのマネージドフューチャーズで、残り半分は、ゴールドの現物で保管、そしてそれをオーストラリアドル建てで運用しようというのですから、もう自分がどんなリスクを取って運用しようとしているのか、ごちゃごちゃになってしまいます(うちの勉強会に参加されている方は除く)。

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そうなんです。コンセプトは良かったのですが、半分ゴールド現物というのが足かせとなり、マネージドフューチャーズにしてもゴールドにしてもそれはそれと、別のファンドで保有すべきだったとなってしまったわけです。

2010年7月から運用が続くこのMan AHL Gold (AUD)で、新規取引は受け付けていませんから、あとは既保有投資家からの解約やスイッチングを待って、運用終了となるシナリオです。

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この記事を読む、既保有投資家は、早期に解約するかラップ口座に組み込ませた後にスイッチングしてしまうのがよいでしょう。このファンドも管理会社がBNY Mellon Institutional Services (Asia Pacific) Pte. Ltd.に移行していますので、どちらにしても書類の整備が大変です。一日でも早くアクションを取った方がいいですね。相談はメールでしてください。

新規取引停止してますし、MANは全て日本人お断りです。オフショアラップ口座をうまく活用しましょう。

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今週末は久しぶりの大阪勉強会。楽しみですね。

Value Partners Intelligent Fundsの半分内地、半分香港などのChina Convergence Fundまだまだ復活の余地ありと見た

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チャイナ株が元気ないと言われてだしてから、半年くらい経ちますね。そこで、香港上場の運用会社Value Partners LimitedValue PartnersのValue Partners Fund Seriesというファンドシリーズからやはり半年ぶりくらいに取り上げてみることにしましょう。

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その中でも、前から良いネーミングだとお気にいりの、China Convergence Fundを取り上げます。ちなみに、コンバージェンスというのは日本語に直訳するなら収束という意味。トップ10銘柄だけで投資ウエイトの48%を占めていて、比較的銘柄を絞ったアクティブファンドです。

2000年7月からスタートしているこのファンド、なにしろ、A Sharesに入れるとするファンドなら最古参じゃないでしょうか(ちなみに2000年当時A株は買えませんでしたので、B株でスタートしており、2005年からA株に参入しています)。日本人がチャイナAが買えるとか、人民元預金をやりたいとか大騒ぎしてブームになったのは、A株か実際に買えるようになった後ですから、このファンドのように、最初からA株にはいることを前提に運用を5年前からスタートさせていたとは驚きです。

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このファンドは上海&深センA株と香港H株を中心に、通常の香港株で整えるというロングオンリーレバレッジなしの株式ファンドで、機関投資家向けクラスは、このマーケット環境下においてもモーニングスター社の格付けが4つ星になり、なんと一つ上げてます。

パフォーマンスに関しては、2018年初来-5.5%と言われてると、確かに数字はマイナスなので、下げてはいるものの、2017年の+41.3%の余韻が残っているこのファンドからすれば、誤差範囲というべきものでしょう。

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一括型の投資でもBloombergのティッカーシンボルがあるので、RL360 PIMSなどどこからでも行けると思います。直接投資は香港へ渡航し、現地証券会社や銀行で口座を開設すれば投資も可能ですが、そんなもんのためにわざわざ行っても無駄(安く泊まるために深センに行かなきゃならない)なので、渡航不要のラップ口座経由で十分です。

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Mac OS Mojave 10.14ではどこでもMyMacの機能が廃止されていました。これは痛いです。

スペインの運用会社、アバンテ Abante Pangeaは普通のマルチアセット分散投資かと思いきや、これまで見たことのないタイプのファンドだった

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2001年にスペインのマドリードで創業した独立系の運用会社、アバンテAbante Asesores。10ほどのファンド運用があるのですが、いかんせん英語のサイトがなく全部スペイン語だけで案内がされています。これは調査に時間がかかりますわ。

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NAVなどの数字は見ればわかりますが、どんな運用方針なのかさっぱりわからないので、ブログで報告しづらかったのですが、そろそろまぁいいや、わからんまま記事にしとこ。ってことで。とにかく載せてみます。ファンド自体はルクセンブルク籍ですし、個人投資家向けクラスCは最低投資金額の設定がないようですし、しかもBloombergのティッカーシンボルもあるのでRL360 PIMSからでも行けそうです。

アバンテはマルチアセットの分散投資完結ファンドが得意のようです。そこで、Abante Pangeaというファンドを取り上げてみることにしました。

ユーロ建てだけかと思ったらなんとアメリカ・ドル建ても用意されています。

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このファンドで一番気になるのは上図のパフォーマンスチャートの中で、直近の動きです。なんかえらく上げてませんか?

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この1ヶ月で+8%以上も上昇しています。10月に入ってからのパフォーマンスなんて、それこそ原油価格に連動するETFくらいしか上げてないというイメージでいたのですが、こんなファンドがあるなんて驚きです。
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これはどういうことかと調べてみたものの、公式サイトからではどうにもわかりません。そこで、ファンド名検索で各社情報プロバイダーにアクセスしてみたところ、わかりました。

思い切りショートポジションかけまくるヘッジファンドだったのです。現在のポジションはロング+24%nい対して、ショート-85%、つまりネットポジションは-61%という超ベア向けです。

しかも、これは硬直的ではなく、ダイナミックにポジションを変えていくというのですから、これは否応なしに吸い込まれていくファンドです。

最低投資金額の記載が不明なので、とにかく10kくらい発注してみるという実験が必要ですね。

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Schroder GAIA BlueTrend USDはロング・ポジション3倍、ショート・ポジション2倍をたせた本格派マネージド・フューチャーズ

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モーメンタムのファンドリストにラインナップされている、大手運用会社Schroder Investment Management (Luxembourg) S.A. まぁここにはユニークなオルタナティブ投資手法がゴロゴロ転がっており、まるでファンドの宝箱のようです

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Schroder GAIA BlueTrendシュローダーとしては極めて珍しく、先物取引やデリバティブを使った、コッテコテのマネージド・フューチャーズですよ、これがまた。

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そして、これはクオンツ分析を使って、売買のサインを導き出すコンピューターによる機械売買です。

投資対象は、グローバルで債券、株式、FXそしてコモディティだけでなく、金利裁定取引や場合によってはファンドを買うというふうに全方位的に攻めていきます。 そして、さらにマネージド・フューチャーズによくある先物取引だけを使うのではなく、なんと現物の保有をしロングで長持ちさせることも視野に入れているそうです。

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2015年12月スタートで、そろそろ満3年の運用が続いたところで、ファンドサイズはUSD240M。ロング3.1倍、ショート2.1倍という結構激しいレバレッジを効かせてファンドですので、否応なしに気分が盛り上がりますね。

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シュローダーですから、直接投資はもちろんできませんし、できたとしてもルクセンブルク籍のもともと機関投資家用のファンドです。各社生保系のフル機能つき一括投資型のオフショアラップ口座経由で投資することになります。

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Mac OS Mojave 10.14ではどこでもMyMacの機能が廃止されていました。これは痛いです。

Sanlam African Frontier Markets Fund ナイジェリアにしつこく投資して+5割アップの打ち上げ花火の後、半年で1割ダウン、ここからの動きに注目したい

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南アフリカを発祥とする運用会社のサンラム、Sanlam Investments。ファンドの籍はアイルランドのオフショアですが、南アつながりもあってモーメンタムのラップ口座からもUSD7.5kから買えるようになっています。ちなみに、直接投資だと最低投資金額はUSD100kですからとても手がでません(機関投資家向けクラス)。

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多くのアフリカ株式ファンドがナイジェリアから手を引いたのですが、わずかにこのファンドとアラングレイくらいがしつこく投資を続けていました。その甲斐あって、2017年には+45%というとんでもない数字で回復していたのですが、さすがに2018年は失速してしまいました。年初来で-4%程度で推移中です。

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もっとも、最新の数字では10月のパフォーマンスは水平線をキープしているようなので、ほっと一息という感じですね。

産油国のナイジェリアに投資している割合が多いですが、資源関連株はほとんどありません。ナイジェリアに関しては、このブログでも数年前から期待して追いかけている通り、あくまで人口が多いことを期待した、金融関連や消費関連が多くなっています。

ただ、アフリカの場合、消費関連というと、トップテン銘柄でもEastern Tobaccoがでてくるように、エシカル的にはまだ買いにいけない部分もあります(シャリア準拠的にはタバコは全く問題なく、イランなどでも子供がタバコを吸っても合法です(実際吸わせる親はいませんが))。





イメージ 32010年3月スタートでファンドサイズはUSD95Mとブリ級でアフリカファンドがゆえに大き過ぎず心地よいサイズ、モーニングスター社は三つ星キープ中です。

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大阪勉強会。暗くなっているので気をつけてお越しください。

The Mexico Fund, Inc. アメリカから買えるメキシコ株式 ニューヨーク上場投資信託が興味深い

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今日は、ニューヨーク証券取引所上場の会社型投資信託である、メキシコ・ファンドを取り上げましょう。このファンドはMXF:NYQのティッカーシンボルで、簡単にグーグル検索ができます。

メキシコ証券取引所の上場されている個別銘柄への投資を行い、長期的なキャピタルゲインを狙うクローズドエンド型の投資信託になっています。このファンドは1981年から続くメキシコ直球、いやアメリカからメキシコへの直行便オンショアファンドと表現したほうが正しいそうです。

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ラテンアメリカへのファンドでなく、この際、メキシコオンリーだと腹をくくった投資家に向いています。

メキシコ証券取引所と訳すのが正しいかわかりませんが、とにかく、Bolsa Mexicana de Valores、S.A. de C.V.に上場している個別銘柄だけでなく、確定利付債やメキシコ銀行の銀行定期預金にも投資することができるような投資方針になっています。

すべてペソ建てで運用されますが、ドル・リンクがかかっており、適当な流動性を確保するようにガードがかかっています。そのために、メキシコの銀行のドル建て預金や変動利付債に投資することもできるようになっているのです。

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ファンドは、メキシコ証券取引所に上場されている個別銘柄に、少なくとも8割は投資する方針になっていますが、あくまでも株式、債券、そして預金への投資割合はマーケットの環境によって変動します。

問題はこのファンドはいつでもオフショアラップ口座から買えるのかどうかでしょう。こればかりは発注してみないとわかりません。最近のペソ安を利用して仕込んでみても面白そうです。

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大阪勉強会の資料のコピー。今頃必死でやってます。

WIOF India Performance Fund コーンヒルの本業はエマージング、フロンティア国の株式ファンド そのインド株ファンドはこの半年苦戦中

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Cornhill Managementでは、公式サイトの中で、エマージング国、フロンティア国株式市場を中心としたファンド群WIOFの個別ファンドパフォーマンスランキングが簡単に表示できるようになっています。 

既存投資家にとって要チェックは言わずもがなですが、投資を検討中、あるいは単にお勉強のためにという方でも、この地域の株式市場が盛り上がって、どの地域のそれが凹んでいるのかを、大局的に見極めるためにも、このランキングが非常に役に立つんです、これが。

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で、私はいつも中長期的なスパンでの投資しか考えませんので、いつも1年間のランキングを見ています。ただ、最近の動向を見ているとちょっと悲しいのが、WSF Global Equity Fundというグローバル株式ファンドを除いて、全てのファンドが1年パフォーマンスでネガティブになっているということです

今年はエマージングは受難の年だったことがよくわかります。ということで、BRICの中でも、社会主義国ではなく、かつイギリス流の法整備が進み金融制度が確立されているところが、長期投資する上での重要なファクターになっているインドについてアップデートしておきましょう。

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年初来で-35%ですから、ちょうど2017年の大きな稼ぎを吹き飛ばしてしまったイメージです。

私も含めて既保有者としては、せっかくの儲けがパーになったかぁと残念な気持ちになるのが正直なところではありますが、ここからの参入組にとっては、買いやすいレベルになって羨ましい限りです。

何しろ、今年の下げを含めても5年間通しの年率換算パフォーマンスは+13%なのですから。

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私はファンドのナンピン買いはしない主義です。というのも3万もあろうかというオフショアファンドから、それこそ選びきれない対象があり、自分の予算からしたら、欲しくても買えないファンドがズラズラならんでいるわけで、ナンピンが嫌いというより、ナンピンしたくても予算がないわ、というのが本音です。

渡航不要の投資家紹介にて、直接投資はEUR200から可能です。販売手数料は5%(前払い、後払いが選べます)。モーメンタムを含む各ラップ口座経由も可能です。

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ブログの名前は自画自賛ですが、好きな本は自我按摩です

Janus Henderson Horizon Global Property Equities Fund RL360のミラーファンドにも載っているリートと不動産事業関連株テーマファンド

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Janus Henderson Investors。Janus Capital Group と Henderson Global Investorsが合併してさらに大きくなった大手運用会社です。

確か9月に生保系オフショアラップ口座、例えばRL360 PIMSで購入できるジャナス・ヘンダーソンのHenderson Horizon Asia-Pacific Property Equities Fundを取り上げましたが、今日はRL360で言えばミラーファンドリストにも載っている、つまるクォンタムなどでも刻んで購入することができる、Janus Henderson Horizon Global Property Equities Fundを取り上げることにしました。

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ファンドの名前を見てのとおり、前回のはアジア・パシフィックという括りになっていました(実際は、日本、香港、オーストラリア、シンガポールの4つの法域が殆ど)の不動産関連テーマ株でした。今日のはグローバルという言うだけあって、アメリカ半分、日本、香港、イギリス、ドイツ、オーストラリア、スペインといかにもリートや不動産事業関連銘柄の多そうな国が続きます。

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2005年1月スタートのサイズはUSD376M、モーニングスター社の格付けは4つ星、ロングオンリーレバレッジなしの素直な不動産関連テーマ株ファンドです。

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こういったファンドも株式ファンドの一種ではありながらも、オルタナティブ(代替案)として有効だと考えます。直接投資できたとしたら、最低投資金額はEUR2,500.です。

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梅田キタででもお安くクイックにランチ済ませることのできる店を開拓しておかねば。

Method Investments SICAVのAttractive Global Opportunitiesの表題はMulti-strategy & multi-asset 最高にベア志向

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ロンドンに拠点を置き、ファンドの籍をルクセンブルクとしている、Method Investments and Advisory Ltdという会社があります。2001年創業で、そのルーツはイタリアにあるとのことで、ミラノにも支店を置いています。

いくつかのオルタナティブなオフショアファンドを運用しているようなのですが、これがさっぱり謎に包まれています。Attractive Global Opportunitiesというファンドを見つけてきましたので、とりあえず今日はこのファンドを取り上げることにします。

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といってもファクトシートは6月現在のものしかなく、ファクトシートの表題もMulti-strategy & multi-asset.と謳っている割には中身が全く表示されていないのです。11月2日現在のNAVから逆算すると、1年で2割近く下落している計算になります。

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個人投資家向けのクラスAもあってEUR10kから投資できるようですが、ただ、上表のパフォーマンスを見ていても、なんかこうキッカケがないというか、何も魅力に投資判断したらよいのかわからないというのが正直なところです。

ただ、左表からもわかるとおり、とにかく激しいロングショート戦略でしかも、ロングはただの社債のみ。そして株式と国債をショートに置いていて、トータルではショートポジションの方が大きく見えます。

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確かに、これでは、順当に株式に投資していればよかった時代には裏目にでるはずです。

究極のベア対応ということですね。それにしてもこのファクトシートでは情報がさっぱりわかりません。そこでアニュアルレポートを見てみたのですが、年度末には先物のポジションは手仕舞いしているのか、BSからは簿外扱いにしているのか残高が見えてきません。

ただ、年間通しての先物取引の売買記録はあるので、ここからどんな銘柄を買ったり売ったりしているのかはわかります。

Bloombergのティッカーシンボルはあるので、EUR建ての個人投資家向けクラスならラップ口座経由で買ってみるのもよいかもですね。ただし、世間でいう「暴落」という状態にならないと、パフォーマンスはあがってきませんので、為念で。


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そろそろ個別相談会の日程も発表しますのでご期待ください。

Matthews International Capital Managementが運用するインド株ファンド Matthews India Fund

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Matthews International Capital Managementは、その名の通り、中国を中心としたアジアの株式ファンドに特化した独立系(ただし、みずほフィナンシャルグループと資本提携)の専門店運用会社です。アメリカ人が投資しやすいようにアメリカからやってきた人たちが運用しているので、その点ではマルコポーロのライバルとも言えますが、マシューズの方が、チームでやっていてファンド数も8つと多くなっています。

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順当にいくなら、チャイナ向けのファンドを取り上げるべきなのですが、それは度々記事にしてきましたし、そろそろ他のファンドにも注目してみたいです。

さらには、RL360もミラーファンドリストに載せているくらいなので、ひょっとしたら実力もあろうかと思い、Matthews India Fundにしてみました。

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モーニングスター社4つ星、2011年6月スタートでUSD81Mとマグロ級のサイズ、全てインドの個別銘柄、ブルーチップから小型株(といってもインドの小型株は、本当に小さい会社がありすぎるので、世界的にみたら中型株の感覚です)に満遍なく投資する株式ファンドです。


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ベンチマークにはS&P Bombay Stock
Index (USD)という一般的なインデックスを採用しています。

基本的にはインデックスに対して、どれくらい強気・弱気に振るかという発想で投資判断を進めていくリレーティブなアクティブファンドです。

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ですから、左表のように金融関連、日用品消費財関連、というかたちでセクター(業界)ごとにベンチマークとの比較を詳細に表しています。

このブログでよく取り上げるファンドとしてはJOHCMのものがこれと同じく、リレーティブなアクティブファンドです。

下表の時価総額(サイズ)別でもしっかりとベンチマークと比較(リレーティブ)で表記がなされています。やはりこのファンドは、ベンチマークよりもより時価総額を意識せず、広範囲に銘柄を選び、結果、中小型株も多くなって、リスク・リターンを上げることができるということでしょう。

しかし、このファンドの3年ボラティリティは年率換算16.29%しかなく、一般的なインド株ファンドが18%程度だということと比べても却ってボラが低くでているところがこのファンドの面白いところですね。


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RL360のミラーファンドリストにも載っているので、RL360Quantumなどのラップ口座を使ってもコツコツ積み上げることができます。

一括投資型なら最低投資金額はUSD1kです。

Auriga Global Investorsが母体のQUADRIGA ASSET MANAGERS のFXファンドAuriga Investors Grantia Anphora

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スペインのマドリードを本拠地に2016年に設立された運用会社のQuadriga Asset Managers。歴史が浅いように思われますが、Auriga Global Investorsという会社が母体となっており、実際は2007年スタートで、ファンドの籍はルクセンブルクに置いており、その体制で満10年を過ぎたところです。

この会社は Absolute Return Strategies専門と言ってもいいくらい、オルタナティブばかりを揃えています。その中でも、Auriga Investors Grantia Anphoraは、外国為替つまりFXでのみ運用する、究極に株式との相関性をなくしたファンドです。

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通貨ペアは、アメリカ・ドル、ユーロ、イギリス・ポンド、日本円、スイス・フラン、カナダ・ドル、オーストラリア・ドル、ニュージーランド・ドルと主要通貨のみに限定していて、いわゆるエマージング通貨は手がけません。

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1985年以降の30通貨のデータを解析する結果で得られるシグナルを使って、機械売買するテクニカルなファンドですが、とにかく意識しているのはボラティリティです。

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一つ一つのポジションにはストップロスオーダー、ストップゲインオーダーがついているのは当然ですが、そのうえで、全体のボラティリティが高すぎても低すぎてもよくないという、マネージド・フューチャーズ的な発想を大事にしながら、取引を進めています。

ボラティリティを意識しながら、このパフォーマンスならかなり評価は高いと思います。

直接投資ができるとしたら、個人投資家向けクラスAまたはCでEUR25kが最低投資金額となっています。

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防寒バッチリでバイク乗ったら意外と暑くて、、ややこしい気温です

North Asset Managementが運用し、ML Capital Asset Managementのアイルランド子会社MontLake UCITSが組成しているマクロファンド

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ML Capital Asset Management Ltdという独立系の運用会社がありまして、2001年の設立ですが、全ての預かり資産は実にGBP7Bまで伸びており、ダブリン、ロンドン、ジュネーブのトリプル拠点体制を築いています。

様々なユニークなファンドを集めては組成している、箱貸し会社でもあり、アイルランド籍として、MontLake UCITSという会社でいくつかのファンドを組成しています。

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まぁ、聞いたことないマニアックなものばかりなのですが、せっかくなので、昨日の続きです的な感じで、ベア型志向のヘッジファンドを選んでみました。それが、North Asset Managementという会社が運用指示を出す、グローバル・マクロ戦略の、NORTH MAXQ MACRO UCITS FUNDです。

Retail Pooledという個人投資家向けクラスがあり、アメリカ・ドル、ユーロ、イギリス・ポンド、スイス・フランの建値ともに、10k通貨単位から購入できるのが嬉しいポイントです。

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パフォーマンスはというと、これが究極のベア志向で、2016年、2017年なんて株式市場が上がりっぱなしのときに散々な成績でありつつ、今年に入って急回復を見せており、10月末の数字では、年初来+20%程度あがっているという速報もでています(機関投資家向けクラス、ドル建て)。

個人ではなかなか、ここまでベア型に入れるのは精神的にタフさが必要です。というのも、長い投資期間の中では、ブルの期間が7割、ベアの期間が3割になっていることから、気分の良くない時期の方が長くなる、という意味ではやはりタフさが要求されます。

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2014年エイプリルフールのスタートでサイズはxUSD35Mとイワシ級。顕名で行うファンドマネージャーの頭脳勝負で、機械売買ではありません。47程度のポジションを持っていて、ストップロスを効かせながら、ポジションをこまめに動かしているそうです。


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海外投資には資産圧縮効果による節税効果はありません。

フレンズプロビデントやRL360で自分のサインがわからなくなった時の対応方法

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今日は、自分で継続できるオフショア積立投資、フレンズプロビデントで自分のサインがわからなくなった時の対応方法です。自分のサインがわからなくなることがあるの? ってそれ自体がおかしなことですが、ハンコ文化の日本人ですから、これはある意味仕方のないことかもしれません。

海外投資においては、銀行であろうと、ファンドであろうと、ラップ口座であろうと、基本的にはパスポートの署名に合わせます。すると、相手方もサイン照合がしやすいからです。

よく、パスポートのサインはマネされにくいので、漢字がいいとか聞きますがあれはデタラメです。サイン欄の中は、そのイメージだけしかみておらず、しょせん文字認識しているわけではありません。自分だけが素早くかけるものが本当のサインです。

となると、面前サインではなく、郵送での対応でサインものを受けたときには、金融機関は常にひょっとしたらマネなのかもと疑いながら事務処理をしなければなりません。入金や口座内の振替、スイッチングなら問題ないですが、解約や出金のときは特に気をつかいます。

そこで、資格者が認証済のパスポートの写真のページのコピーを添付したりして、確かに本人からの申し出だということをダブルチェックしているわけです。

その時、予め届け出た署名とパスポートの署名が違っていると、要らぬ疑いを持たれてしまうし、不備戻りで二度手間三度手間となる可能性も高くなります。

そこで、金融機関への届け出るサインはパスポートのサインに合わせるのが基本となるわけです。

ところが、そもそもパスポートを持ってないのに海外投資を始めてしまうケースも多々あります。国内のネットワークビジネスのようなもので、紹介の紹介のまた紹介みたいな感じで、急かすように申込書を記入させられたりすると、自身の署名がどこかもわからず、そのままローマ字フルネームを書いてみたりで、後からまるでわからなくなるのです。

商品性やリスクも承知してないのだから、自分のサインも覚えているわけがないのです。

この状態は非常に不味いです。というのも、たとえネットワークビジネスのボッタクリに気づいて、代理店移管をし、自分管理で継続しようにも、全部解約しようにも、自分のサインがわからなければ何もできません。

そこで、自分のサインがわからなくなった時にどのように対処するかを、フレンズプロビデントを例にとって解説してみましょう。 

明日につづく

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海外投資金曜日の夜の新幹線は、B席までいっぱいなのはしょうがないとしても、とにかくうるさいし、酒臭いし、トイレは混んでるしで、できれば避けたいところです。

フレンズプロビデントやRL360で自分のサインがわからなくなった時にもう一度届け出るSpecimen signature

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自分のサインがわからなくなった時に知る方法、それはそれぞれのラップ口座会社事務所に電話することです。フレンズプロビデントでもRL360でもカスタマーサービスセンターの電話番号は用意されています。

でも当然ですが、英語です。かつ、本人確認作業のために、生年月日や電話番号だけでなく、いつ申し込んだかとか、今保有しているファンドには何が含まれているとか、ポリシーの通貨は何かとか、日本でも即答できない突拍子もない質問が飛んできます。

でなきゃ、本人確認作業の意味がないんですけどね。

そういうときは、サインを上書きしてしまいましょう。パスポートのサインに合わせれば、もう記憶が曖昧でも悩むことはありません。パスポートがないって? 渡航の予定がなくても作りましょう、海外との金融機関取引がある限り、パスポートは必須です。

Friends Provident International Limitedの場合、Specimen signatureという用紙を使います。FPIにはDocument libraryという、例えばクレジットカードの登録変更など、様々な用紙が誰でもダウンロードできるようになっています。

しかし、Specimen signatureは特殊なのかアップされていませんので、必要な方は私までメールくだされば、転送するくらいはお安い御用です。

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This statutory declaration is made theの後は、記入日付、月の部分はNovember などフルで書きましょう。
in relation to Plan/Contract Numberの後は、プラン番号(ポリシー(保険証券)の原本などに記載があります)
on the life (lives*) ofの後は、名義(ポリシーのとおり書き写します)

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新しい署名、記入日付、ローマ名字、ローマ名前、英文住所の順に記入します。

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最後に、事実認証ができる有資格者(弁護士、行政書士など)に確かに本人がサインのしましたという宣誓をもらって、認証済パスポートの写真のページのコピーとともにFPIに郵送すれば完了です。


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ペットボトルのコーヒーってまだちょっと抵抗あります。
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